EP−ROMの昔話・その2

やんやんのクイズいっちょまえ

2002年11月19日

 最近はまず見なくなりましたが、以前はクイズに正解すると女の子が脱ぐ、というタイプのゲームが結構ありました。タイトルもその1つですが、大変な苦労をしながらも自力でクリアしました、というのはどうでもいいことなのですが、このゲーム、もっと簡単にクリアできるようにならないものか、という思いがふとよぎりました。

「それならば簡単にクリアできるように改造してやろう」

とある意味、無謀とも言える試みに挑戦しました。いや、正直に言いますと解析を始めたのにはもう1つ理由がありまして、「CGのボカシが取れないか (^^;)」ということがありました。

 現在ではソフ倫の倫理規定でボカシが取れてしまうゲームは発売できませんが、昔のゲームには元々の絵にはボカシが無くて、ソフトウェア上でボカシを掛けている、というゲームが結構あったのです。ですから隠しコマンドを入れたりパッチを当てたりするとボカシが取れてしまう、というゲームがいくつもありました。

 笑ってしまうのがアリスソフトの「DPS SG set2」で、このゲームでは元々の絵にはボカシが掛かっているのですが、隠しコマンドを入れると無修正のCGが上から張り付けられる、という仕様になっていたのです。ソフ倫ができたのは1992年ですから、それより前のゲームであればボカシが取れてしまうゲームは探せば見つかると思います。(実を言いますと、ソフ倫ができた後にもボカシが取れてしまうゲームが少数ながら発売されているのですが)

 さて、「やんやんのクイズいっちょまえ」の話に戻りますが、解析のノウハウなぞ知らなかった私は、プログラムを逆アセンブルして膨大な逆アセンブルリストを読み解くことを始めました。今から思えばこれはムチャクチャに効率の悪いやり方で、デバッガでプログラムをトレースしながら、ある程度当たりを付けてから逆アセンブルリストを読む、という方法を取らないとどれだけ時間がかかるかわかりません。また、当時の私ではPC-98のハードウェアについての知識も不足していました。ですから改造なぞできるはずがないのです。

 結局の所、改造することには挫折したのですが、この副産物として、クイズの問題のデータファイルの構造がわかったので、問題のファイルを全て1番の選択肢が正解になるように書き換えてしまうプログラムを作成することにしました。これも知識不足のため結構苦労したのですが、何とか完成し、これが私にとって最初のMS-DOS上で動くまともなプログラムとなりました。

 直接的な改造には失敗したものの、このチャレンジでずいぶん知識は増えたと思います。ですから結果的には無駄ではなかった、と自分では思っています。あ、参考までにボカシの話ですが、このゲームでは直接ボカシを描いていますので取るのは不可能でした。(^^;)

 内容的には特に語るべきこともないゲームですが、ゲーム用のツールを初めて作ったゲーム、ということで私にとっては思い出深いゲームの1本でもあります。この時の経験が、次回に書きたいと思いますが、画像ローダーの作成に多いに役立つことになるのでした。

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