EP−ROMの昔話・その7

きゃんきゃんバニーリミテッド5 1/2

2002年11月24日

 「エクストラ」が発売になった翌年(1994年)のこと。アイデスよりきゃんバニシリーズの最新作が発売になる、という発表がありました。しかしタイトルが、

「きゃんきゃんバニーリミテッド5 1/2」

という何とも怪しげなタイトルで、いったいどんなものになるのか皆が期待と不安を抱いていたのでありました。

 発売日に購入した私は家に帰ってパッケージを開けてみると、何とディスク2枚組ではないですか。(ちなみにエクストラは8枚組)まあ内容はプレイしてみなければわからない、とさっそくプレイ開始したのでした。

 内容については私がくどくど書くよりもKenさんのレビューを参照して頂いた方が正確だと思いますのでそちらを見ていただくとして。作りが手抜きっぽいのはマイナスですが、「プルミエール」に綺麗につながる美しいエンディングで、「エクストラ」のスワティエンディングを思い出しながら感慨にふけっていたのでありました。まあこのゲーム、音楽CDが付いていて4800円という値段ですから作りが手抜きっぽいのは仕方がないのでしょう、と言うか本当は音楽CDの方がメインでゲームの方がおまけみたいですね。

 個人的にはかなり気に入ったゲームなのですが、「エクストラ」のような感動的な話を期待していた方もいらしたようで、NIFTYの会議室には怒りの発言もアップされていました。「不幸なままで終わる主人公は何なのか」と。

 このゲームを気に入っていた私は弁護の発言をアップしましたが、このゲームはサイドストーリーであって、女神サイドから人間界を見たらどうなるか、ということを描くのが目的である。したがってこのゲームの真の主人公はサワディであって、主人公君ではない、等々。

 どれだけわかってもらえたのかは不明ですが、賛同してくれた方もいましたので無駄ではなかったのでしょう、きっと。

 ところでこのゲーム、PC-98版の他にWindows3.1版も出ています。内容は全く同じですが、音楽がまるっきり別物なのですね。理由は不明ですが、おそらく音楽の版権の関係なのでしょう。両方聴いてみた私の感想としては「PC-98版の方がずっといい」

 できればPC-98版でプレイして欲しいものですが、現在ではなかなか難しいでしょうねえ。Windows版の方もF&Cでは販売終了したようだし。いずれにせよこのゲームをプレイしようと思ったら現在では中古でないと無理ですね。

 そう言えば、このきゃんバニシリーズを下敷きにしたと思われる「バーチャコール」シリーズでもサワディと似たような存在である「ユーティ」というキャラクターが存在していますね。サワディにしてもユーティにしても再び活躍する機会を与えて欲しいものですが、ちょっと期待薄でしょうねぇ。

 「エクストラ」をプレイしていないとこのゲームの真の意味はわかりませんし、フロッピー2枚組の小品ではあるのですが、私にとっては妙に心に残っている1本なのでありました。

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