LOVE PHANTOM LOVE-GUN

1996年4月19日発売(DOS版)
(Windows3.1/95版発売日不詳)
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 「虫」というと反射的に叩きつぶしたくなるものの、「蟲」という字を見ると好奇心が先にムラムラとわき上がってくるのは、果たして人間として健全なのかどうか。いかにも怪しげな「気」を吸い取っているかの如き「蟲」。いまにも蠢きそうなその字面に惹かれ…たわけではないのですが(^^;)

シナリオ

 主人公・十六夜亮(変更不可)は、心霊関係のトラブルを解決することを生業とする、「拝み屋」。彼と、その助手であるかれんとの周りでは、さまざまな事件が起こる。

 

 シナリオの内容的には、とくに書くほどのものはありません。どちらかといえば、Hシーンを取りあえず入れるために筋を作っている、そのように見えます。まぁ、普通の人を淫乱にさせるシーンを盛り込んだり、もとから好きな連中が楽しくヤったりするシーンを自然に入れているので、それはよしとしましょう。

 ただ、「蟲」というシロモノをあえて使っている以上、もう少し掘り下げることも可能だったように思えます。単なるHデジコメになっているのは残念。特に「甘露蟲」の方は、「黒幕」などというものまで引っぱり出しているのに、これを活かせていません。

 同梱のREADMEファイルには「続きをやりたい」などという記述がありましたが、この姿勢のままで続き物など出されてはたまったものではありません。実際、出ていませんけれど(^^;

ゲームデザイン

 2本のシナリオからなる、オムニバス形式のアドベンチャーゲーム。それぞれ基本的に一本道です。本当に「進めるだけ」であり、まさにデジコメといって差し支えありません。途中に戦闘シーンが1個所ありましたが、負けたことないのでよーわかりません。

不具合・修正プログラム

 私の環境では、不具合などは発生していません。

操作性など

 インストール操作は不要で、CD-ROMから直接起動します。ゲームスタートをメニューバーから選択するというゲームは初めてお目に掛かりました。プレイに支障はないとはいえ、最初は戸惑ったものです。

 操作は、マウス・キーボードのいずれも可能です。エンターキーを押しっぱなしにすれば、さっさとスキップします(^^;) セーブ&ロードは、5個所まで、任意の位置で可能。また、「中断」で、スタート画面に戻ることができます。

 CGモード・BGMモードあり。CGモードでは、なぜか「第一話」「第二話」となっています。

サウンド

 BGMは、MIDI、PCM(3段階から切り替え可能)のいずれかで演奏されます。特に印象に残ってはいません。

グラフィック

 河澄翔さんの原画。やや幼い、しかしロリではないといったところでしょうか。絵的にはまずまずと感じます。CGの枚数も、シナリオの量に比べればそれなりに揃っているといえましょう。どうでもいいけど、玄白の図体、なんとかして(^^;)

お気に入り

 特にありません。キャラクターの設定があまり活かされていないので。

関連リンク先

 私のページからのリンク先では、これを扱っているところは見当たりません。

総評

 本当にあっさりと終わるので、CG集と割り切る必要があるでしょう。絵的にはなかなか好みなのですが、なきに等しいシナリオがなんとも寂しいものです。初めから「そんなものいらない」という割り切りは見えるので、これはこれで構わないと思うのですが、ネタ的に使えそうなものを出しているだけに、もうちょい凝ってほしかったという印象です。

 この1年ちょっと後には、『Aethyr』という摩訶不思議な作品を出していますが、それ以降、この種の話が出ていないのも悲しいところ。どうも、プレイヤーに対するセールスポイントを、根本的に勘違いしているような気がするのですが…。

個人評価 ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆
1999年10月12日
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