MIND まんぼう

1997年5月29日発売
ご意見などは掲示板へどうぞ

 よく、「絵柄が気に入ってゲームを手に取った」というケースというのがありますよね。しかし、そのゲームが、もし「絵しかない」というシロモノだったら、その後に残るぽっかりとした虚無感はどこへ持っていけばいいのでしょうか。そんな気になったこと、ありませんか?

シナリオ

 主人公・北神威(変更不可)は、高校の購買部店員。悪友の医学生が持ちかけた「一切の記憶が残らない媚薬」なる怪しげなクスリを使い、再検査という名目で女生徒に好き勝手なことをしてやろうと行動を起こす。

 

 身も蓋もない設定ですが、中身も本当に「身も蓋もない」状態です。一見ダークなシナリオを予想させる展開、そしてそういう期待でプレイしたのですが、ただのほほーんと進みます。おまけに、最後には何らかのしっぺ返しがあるのかと思いきや、何も起こりません。挙げ句の果てに、中途半端に「後味」を感じさせるエンディングがあったりして、興ざめもいいところです。良心の呵責に耐えかねて云々という形のエンディングとかあっても良かったのでは?

 

 日付や時刻が変わるたびに、黒バックの白フォントで「月曜日 AM8:20」などと表示されるのが、なかなか効いています。

ゲームデザイン

 一応、アドベンチャーゲーム、ということになりましょう。ゲーム進行の中で出てくる選択肢は可か不可かという程度のごく簡単なもので、それぞれの組み合わせでエンディング条件が決まりますが、すぐに全部のエンディングに到達できると思います。

不具合・修正プログラム

 私の環境では、特に不具合などは発生しませんでした。

操作性など

 インストールの際には、最小・標準両インストールが可能です。標準インストールでは50MBほどのHDを消費します。

 操作は、ビジュアルアーツ系ソフトの標準仕様というところで、マウス操作のみです。ただし、メッセージスキップだけは「Ctrl」キーで可能です。文字速度は8段階で変更可能となっています。

 セーブ&ロードは任意の位置で16個所可能、セーブ時の日時も記録されます。

 サウンド設定で、PCM音源のクオリティ設定が可能です。

 CGモードでは1枚ずつの表示で、達成率もないというのが寂しいところ。BGMモード(曲名あり)・Hシーン鑑賞モード・エンディング確認モードがあります。

サウンド

 BGMは、PCM(DirectSound)で演奏されます。特に印象に残っていません。音声は、女性のみです。悪くはない、というところでしょうか。

グラフィック

 キャラクターデザインは「宇宙帝王」氏の担当。しかし、Hシーンになると身体の形がまるっきり違っているように見えるのですが、気のせいでしょうか?

お気に入り

 特にありません。キャラクター描写そのものがあまりにも希薄で、そもそも思い入れなどまったく生まれませんでした。

関連リンク先

 私のページからのリンク先では、このゲームを扱っているところはないようです。

総評

 ボリュームの少なさはどうしようもありません。コストパフォーマンスで見ても悪すぎます。これでは「お手軽」ではなく「割高」でしょう。シナリオ、キャラクターの両面で魅力がないため、「楽しさ」を感じることができませんでした。

 鬼畜でもらぶらぶでなくエロも中途半端です。「商品」である以上、もっと「売り」を明確にしてくれないと…。

個人評価 ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆
1999年10月7日
Mail to:Ken
[レビューリストへ] [トップページへ]