アクティブ恋愛方程式 アクティブ

1999年2月11日発売
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 ファンアイテム向けのミニゲーム集というものが、いろいろなソフトハウスからリリースされています。いくつかのゲームが気に入っていれば、そういうものにも食指が動くのは、自然の理、といえましょうか。それとも、むだ遣いのいいわけにしかなっとらんかな(^^;)

内容

 『くすり指の教科書』『くすり指の教科書2』『恋のフローティングマイン』の3作品をベースとしたファンアイテム(以下、それぞれ『くすり』『くすり2』『恋フロ』と略称します)です。「ゲーム別のデータ集(CG・BGM・ゲームの解答・スペシャルサウンドなど)」「ミニアドベンチャー(3作品の「その後」となるミニストーリー)」「恋愛方程式大辞典(3作品に関するデータ集)」「アクティブメンバーズ(恒例のファン感想集)」「おまけ」という構成になっています。

 

 「データ集」は、元のゲームを持っていれば全然必要ありません(^^;) 上記3ゲームのうち未プレイのものがあれば、それを買ってね、というニュアンスがあるのでしょう。3ゲームのグラフィックを一括して見てみると、その落差の大きさに驚かされます(^^;)

 

 「ミニアドベンチャー」(ぱかさんの担当)では、各ゲームでエンディングを迎えられたヒロイン達との「後日譚」が楽しめます。声がないのが残念ですが…。各ゲームごとに簡単な分岐がありますが、迷う余地などありません。また、どの物語にせよ、主人公の名前はデフォルトのままで固定です。Hシーンはありません。

 『くすり』では、萌が髪型を変えて登場したら、全然わかりませんでした(^^;) あの髪型は特徴的でしたからね。このほか、幸弘(男としてのみの出演です、ご安心ください)、司が出てきます。ヒロイン4人+幸弘が一同に会する場面は壮観。もっとも、この5人がお互いに面識あるという設定のシナリオ、なかったと思うんだが。まぁ、そういう野暮なツッコミはやめておきましょう。

 『くすり2』では、希ちゃんを筆頭に、キャラクターを見てもやっぱりわからん(^^;) 元作品では、立ちCGの変化がそれなりにいい効果を出していたのですが、このミニアドベンチャーでは1とおりだけしかないというのが、彼女たちに「生気」を感じさせにくくしているのは否定できません。もともと、かなりザラついた塗りだった(減色の失敗?)のが目立っていたので、それがフルカラーになると解消された、という面もあるのでしょうが。ちなみに、こちらでは主人公とヒロインとだけが出てきて、お邪魔虫は誰もいません。エンディングでは、『くすり』おまけシナリオでも出ていた「花嫁衣装」が出ます。『くすり2』では、(某シーンの希を除けば)ウェディングドレスはなかっただけに、嬉しいですね。

 『恋フロ』では、原作が、「ヒロイン二項対立」ともいうべき組み合わせになっていたこともあり、「あるヒロインとのシナリオ」は、「そのヒロインに対応するキャラとの会話」という形式を取っています。あまり踏み込んだ内容には触れませんが…。やはり、ウェディングドレス姿が出てきます。

 

 「恋愛方程式大辞典」では、五十音順にもろもろの用語解説がなされています。実際には、お遊びの塊とも言うべき内容であって、ある程度以上アクティブの作品を購入していなければ楽しめないでしょう…って、そんな人はそもそもこの作品は買いませんね(^^;) 内輪ネタ的な内容が多いですが、関西系ローカルネタもかなり入っています。修学旅行以外では京都に行ったことがない、という方には辛いかも。

不具合・修正プログラム

 アクティブのWebサイトに、修正ファイルがアップされています。私はこれをダウンロード・修正してプレイしましたが、不具合の類は発生していません。

操作性など

 アクティブのゲームだけあって、操作は非常に快適です。

 インストールの際には、最小・標準・最大の3とおりから選べます。最大インストールをすれば、CD-ROMなしでゲームを起動することが可能となります。

 キーボード・マウス・ジョイパッドでのプレイが可能で、どの入力デバイスをメインで使うかを選択できます。セーブ&ロードが10個所でいつでも可能、など、ユーザーインタフェースの良さは相変わらずです。

 画面は、640×480とフルスクリーンから切り替え可能です。メッセージ速度表示の調整はなく、すべてノーウェイト表示。

 セーブ&ロードは、任意の位置で10個所まで可能です。また、選択肢を選んだ直後の時点でオートセーブが行われます(が、使ったことはほとんどありません)。セーブは「F2」キー、ロードは「F3」キー一発で可能というのも嬉しいところ。また、オープニング画面に戻ることもできます。

 CGモードは、キャラクターごとにサムネイル表示されます。また、BGMモードは、3つのゲームのデータ集として収録されています。

サウンド

 BGMは、WAVE(DirectSound)、MIDIから選択可能です。基本的に、元のゲームで使われていたのと同じBGMが使われているようです(MIDIで聴き比べた場合)。ミニアドベンチャーゲーム中に音声がないのは返す返すも残念。

 なお、CD-DAで、『くすり2』主題歌のカラオケバージョンと、「あの」バージョン(わかる人にはピンとくるでしょう)が収録されています。

グラフィック

 「ミニアドベンチャー」の原画担当は、おなじみ風上旬さん。さすがに、こう大勢の女の子を同時に、となると、なかなか大変のようで、キャラクターの雰囲気がかなり変わってしまっているという印象がありますね。特に『くすり2』キャラは、元作品の塗りが汚かった(←しつこい(^^;)こともあってか、ギャップの大きさが特に目につきます。あと、『くすり』の幸弘や司を原作と見比べると、原作の野郎の目つきの悪いことといったら(爆)…このバージョンではずいぶん丸くなったように見えます。

お気に入り

 『くすり』から香住千里に田中ともみ、『くすり2』から逆瀬希。これは変わりません。というか、キャライメージを変えるほどのインパクトがミニアドベンチャーにはなかったので。

関連リンク先

 私のページからリンクされているところでは、これに関する独自のレビューを上げたところはないようです。

総評

 対象3作品のうち、2作品以上が気に入っているのなら、買ってみてもいいでしょう。特に、『くすり2』や『恋フロ』のキャラに萌えた方は、彼女たちのウェディングドレス姿をゲットしてみるのも悪くないでしょう。あとはお値段との兼ね合いですが…定価5800円。もう1000円安ければ、「買い」と言えるんですが(^^;)

個人評価 ★★★★★ ☆☆☆☆☆
1999年9月5日
(10月27日、加筆・修正)
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