陵辱同窓会 ZERO

2000年11月17日発売
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 精神的に疲れているときなど、なぜか得体のしれないゲームを手に取り、そのままレジへと直行してしまうケースが間々あるものです…というのは、私ぐらいなのでしょうか(^^;) いずれにせよ、いつ買ったかもわからず、なぜか積まれた山の中に入っていたゲームが、コレ。前後にはほのぼのとしたパッケージにはさまれる形でハコが積まれているありさまは、どことなく違和感を誘う、そんな凄惨な黒系の箱は、中身のCGも相応に黒いことを暗示していたのでありました。

 え、やってみたいとは思わなかったかって? 私は男子校出身ですから(^^;

シナリオ・ゲームデザイン

 「学生時代にできなかったこと」を実現するため、主人公たちは、元同級生の女どもを誘い、偽の「同窓会」を開くことになる。しばし楽しい歓談を交わす一団であったが、しばし後、そこは陵辱の舞台と化す。思い出の場所で、次々と女どもを犯していく…。

 

 シナリオ担当者名は不明。スタッフロールにも記述はありません。

 ストーリーとしては、特に語るべきことは何もありません。ただ犯す、それだけです(^^;

 陵辱相手を選んだ順番、および陵辱相手への対応(そう複雑なものではありません)によって、展開やエンディングが変わってきます。また、陵辱は1回ヤったら終わりというのではなく、何ターンかするとターゲットが復活するとか、あるいは順番によってシチュエーションが変わるなどの点で、単なる「一直線陵辱」を克服しようとしたのでしょうが、やはりパターンの変化が「バリエーションに富んでいる」という印象を与えていないのは、もったいないというか何というか。私は鬼畜ゲームのパターンを分析できるほどこの種のゲームにどっぷりハマっているわけではない(←外野のツッコミはこの際無視(^^;)のですが、おそらく、これでもかというシーンの羅列の結果、プレイヤー側の感覚が麻痺してしまったような気がします。後述するような黒っぽいグラフィックももちろんですが、これだけ「濃い味の料理」を立て続けに出されれば、シチュエーションの変化は、嗜虐心やフェティシズムを刺激するというより、女どもという肉人形(おぃ(^^;)に「シチュエーションという名の衣服」を被せたコスプレショー、という意味合いに見えてきます。変化を見ると笑えるのですが、だんだんエロいとは感じなくなってくるんですよね。エロにおける限界効用逓減の法則というのがあるのかどうかはわかりませんが、そんなことを思ったり。

 

 さて、その「シチュエーションの変化」でありますが、これも、「1人で犯す場合」と「輪姦する場合」、「恥ずかしい言葉を口にさせる」、「いろんな服を着せていろんな場所で犯す」、「道具をいろいろ使う」といったケースを用意しています。

 この変化のパターンの多さたるや、思い付いたものをとにかく盛り込んでやろう、という貪欲さがあります。むしろ、このボリュームの中にこれだけのシチュエーションを取り込んだのは、驚嘆に値します。見てみたいものばかりではないですが、それはどんなプレイヤーにだって好みの幅というものがある以上、当然のことでありましょう。

 

 なお犯し方は、女どもを陵辱する順番によってかなり変わってきますし、これの法則性を見つけだすのはわりと大変です。一般的なアドベンチャーゲームに比べれば、べつだん難易度が高いわけではないのですが、もともとエロシーンを見るのがすべてというゲームであるだけに、そのシチュエーションをすべて制覇しようとすると、ストーリー堪能形に比べて、ずいぶんと精神的に疲れます(本当)。上述の通り、濃いシーンを見ているうちにだんだん「もういいや…」という気になってきて、積極的に全部のシーンを見ようという気にならなくなってくるんですよね。

 犯し方のパターンを、もっと楽に、眺めるように見てみたかった、というのは、ちょっと高望みしすぎなのでしょうか。

 

 あと、陵辱する側(主人公とその共犯たち)とで、ただ図に乗っているだけの奴と、冷めている奴とがいます。エンディング間際によって、この区別のつけかたがなかなかおもしろい形に効いてくるのはよかったですね。もっとも、別段気にするほどのものではありませんが。

不具合・修正プログラム

 私の環境では、何ら不具合の類は発生していません。

操作性など

 インストール先ディレクトリは変更可能ですが、「RYO_DOU」というフォルダが作成され、その中にファイルがインストールされます。最小インストールの場合に必要なHD容量は2MB強(セーブデータのみ)で、CGやシナリオデータ、BGMデータ、音声データなど、インストールしたいデータを細かく設定できるのはよし。フルインストールするとCD-ROMなしでプレイ可能となりますが、この場合でも292MBで間に合います。近年のボイス入りゲームの中では屈指の軽量ゲームといえましょう。

 起動すると最初に必ず悲鳴が出るようになって入るんですが、これはちょっと好みじゃないなぁ(^^;)

 操作の基本はマウスですが、キーボードでの操作も可能になっています。左クリック=「Enter」キー、右クリック=「Esc」キーと単純明快なのがいいですね。また、スペースキーでメッセージウィンドウを消去することができます。

 グラフィックは基本的に640×480ドット全画面表示で、下部に半透明のメッセージウィンドウが表示されます(スペースキーで消去可能)。画面は、ウィンドウ表示とフルスクリーンとの切り替えが可能。デフォルトでは、フルスクリーンとなっています。

 セーブ&ロードは任意の位置で16個所まで行え、セーブしたときのプレイ実日時と、ゲーム中で誰を陵辱しているときかのデータが記録されます。

 テキスト速度表示は、かなりきめ細かく変えることができます。メッセージスキップに関しては、「Ctrl」キーを押している間スキップします。既読・未読の区別を行う場合は、右クリックから出るメニューにて行うことが可能。また、フェード設定や音量設定、音声設定など、かなり細かい設定変更が可能です。

 CGモードは、サムネイル表示されますが、ゲームの性質を考えると、シーン回想モードがほしかったところ。また、エンディング数確認チェックもあります。BGMモードはありません。

サウンド

 BGMは、PCMで演奏されますが、大して印象に残っていません。

 女性キャラのみフルボイスです。ただ陵辱するだけなので、確かに野郎の声など必要ありませんからな(^^;

 ただ1個所、あるところで赤子の泣き声が入るんですが、あれは一体何なんでしょうか。ものすごく怖いんですけれど。

グラフィック

 原画担当者名は…不明(^^;) 一枚絵CGの大半がHシーンというのがこのゲームをすべて表しているのですが、どうにも全体的に黒っぽいというのか、どことなく暗い感じですね。まぁ、脳天気に明るく陵辱、というのもないものですけれど、なんだか肌の触感などに違和感を感じます。

お気に入り

 いませんよ、ンなもの(^^;

関連リンク先

 見当たりませんね(^^;

総評

 あたうかぎりのシチュエーションを盛り込んでみました、テキストにも徹底的にエロくこだわってみました、といった試みは充分に評価したい…のですが、やっぱりあのグラフィックが合わなかったなぁ。エロを演出するためには、やっぱり肉人形が絡み合っているのではいけません。陵辱というものは、人格をもった人間を犯すことであって、性器の接合を強要するだけではないはず…って、何かすごいこと書いてますな(^^;

 悪くはないのですが、どこか肝心なところがポッカリ抜けているようです。

個人評価 ★★★★★ ☆☆☆☆☆
2001年3月17日
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