2001年4月の戯れ言


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4月30日(月)

 レビューリストの簡易バージョン、発売日順に加えて五十音順のものも加えました。もともと五十音順リストは「ゲームリスト」に集約していたのですが、取り扱うゲーム数が増えるとあまり使い勝手がよいものでもなくなってきたため、前からやろうと思いつつ一日のばしにしていたという(^_^; もっとも、ウチのレビューを事前購入のための指針に使うのが果たして有用なものかどうかはよくわかりませんし、そもそもレビュータイトル数が200を超えると、五十音順だと「検索」はしやすいものの、「一覧」となるとどれだけアクセシビリティに寄与していることやら。はぁ。


4月29日(日)

 久々にレビューをアップしましたが、暇ができたからというよりは単なる現実逃避の結果でありますので(^^;)、今後しばらくレビューの更新はお休みさせていただきます。

 『Railway』(EMU)を先日ちょっと取り上げましたが、主題歌「夏草の線路」がEMUのサイトにアップされていたので、早速ダウンロードして聴いてみました。やっぱりI've、というのか、曲からゲーム内容を類推することができない絶妙な曲でありますな(^_^; 「Pure Heart」の直後に聴いてみたりすると、どことなくメロディラインに似ているところを感じたり。


4月26日(木)

 過去ログを直接開けるようにしてみました。これで、過去の発言を別ウィンドウで開きながら掲示板を見る、ということもできるようになったかと思います。これ以外にも、しばらく「細部の手直し」をアレコレとやっていくつもりです(単なる現実逃避という説もありますが…)。

 ゲームの主人公を見ていると、なんでこんなヤツがこんなにモテるのか、と思ってしまうことがいくらでもありますが、複数出てくる女性の関係を冷静に見てみると、何だか不気味なまでに冷静というか何というか、「主人公の目に見える範囲でしか冷静さを欠いていない」ように思えます。もっとえげつない行動なんかがあっても良いのですが、主人公と他の女がくっついたときに刃物を持ち出して…なんて例はあまりありませんね(『卒業旅行』(JANIS)にはそういうシーンがありました。今はまったく違うジャンルでのパイオニアとして光り輝いておりますが(^_^;)。恋愛ゲームの主人公など、いつ刺されてもおかしくはなく、長生きできそうにないヤツが多いのですが。
 長生きといえば、らぶらぶべたべたバカップルもーど全開の『Pure Heart』(SAGA PLANETS)なんかも、別の意味で長生きできそうにないですな。落語「短命」じゃないけれど、絶対身体がもたないと思います。もっとも、こっちの方についてはそういうゲームなんだからで済ませるべきなのでしょう(^^;

 先日の本稿で「沈黙の螺旋」云々というのはどういう意味か、というメールをいただきましたので、前後の含意もまじえて、ここでご説明させていただきます。「沈黙の螺旋」というのは、自分の意見が社会的に優勢であると認知した人は、その意見を公共の場で訴えやすくなり、逆に劣勢であると認知した人は訴えにくくなり、その結果、現実の意見分布は、多数派へと収斂されていき、劣勢の人々には沈黙への途が待つ、という仮説です(詳しくは、ノエル=ノイマンの著書などをごらん下さい)。
 つまり、ある意見を声高に語り、その意見が強くなると、それと異なった意見が出にくくなるという懸念がある、というわけです。
 これは、ゲームに対する感想の表現法一つ取っても同様でしょう。例えば、あるゲームに対して、賛否両論があったとします。この「賛」の方は事実上萌え発言(いうなれば「主張」たる根拠が希薄であり、論としての体をなさない)が多くを占め(全部ではないにしても多数派、といったところ)、一方で否定論については「アンチ」の一点で統一している。こういう場合、論の根拠を用意はできないものの、しかし話題となっているテーマに対して漠然とした理解(もどき)のある観客(聴衆)にとって、どちらが判りやすいか。容赦なく斬っている方のように思えます。さらにまた、部外者にとってみれば「萌えて花実が咲くものか」といったイメージを抱くのは元来自然なことでもありますから、この傾向はさらに強くなるでしょう。結果として、「賛」の意見を持つ「論」は、その声がどんどん矮小化されていくことになるわけです。
 そんなことを思うと、たとえ論調が論理的であっても、書き方によっては、ある特定の意見を増幅させる方へとつながっていくケースがあることは容易に想像できます。もちろん、一個人の意見がそのままダイレクトに「世論」など形成するはずもありませんが、その契機となる可能性は充分にあります。
 読む人にとって、視点の多様化に供する題材となってくれれば、私としてはそれで満足なのであって、何よりも「意見の多様性」が絶対的に尊重される空間を「極力」維持していくことを、第一義的に考えております。したがって、世論を煽動する契機にもなりかねないような表現をすることに対しては、私は二の足を踏んでいます。そういう筆致での文体によってしか得られないものがあるのは確かですが、それによって生じるリスクを負うつもりはありませんから。
 批判的意見がなくなることの寒々しさはもちろんですし、根拠を呈示して一刀両断した論には清々しさを感じることは確かです。しかし、明確な意見を文字化して表現するわけではないサイレント・マジョリティは、「言論の義務」(もちろん、こんな法的「義務」はありませんが、レビューサイトにて一定量以上の定期的な文章発表を行っている者には、社会的義務に近いものが課せられているといえましょう)から免れている以上、付和雷同的に「そうだそうだ」と群がりたくなるものだ、ということを、忘れてはいけないでしょう。
 大衆民主主義を鼻で笑うアリストクラシーではないか、という批判を受けたこともある私ですので、ある程度差し引いて考えた方がいいのでしょうし、また、決して他のサイトの運営方針等を否定しているものではないことも、念のために付け加えておきます。以上の記述は、あくまでも「X-GAME STATION」における「書き方の基準」(というか、心得とでもいったところかな)を再考してみただけのものですので。


4月24日(火)

 細部調整プラス、トップページデザインを多少いじくってみました。先月書いたとおり、初めての方に対する情報と常連さんに対する情報とでは、提示の方法はおのずから異なってくるので、トップページを二段階にわけようか、とも思ったのですが、「玄関分離方式」というのは個人的にあまり好きではない(なぜ、と言われても困る、という程度であって、特段理由はありません)ので、ひとまずテキストを末尾に集約する一方、テキスト部にはTABLEタグを使わないようにし、またバナー表示をやめました(考えてみれば、何もタイトルロゴの縮小版を表示する必要はないわけで)。Netscape 3 で確認しても大きな問題はないようですので、スタイルシートへの依存度もそれなりになっていると思います。
 ただ、Internet Explorer 3.x だけは、申し訳ありませんが面倒みきれません。スタイルシートへの対応が中途半端であるのは仕方がないにしても、それが反映されないだけでなく、表示そのものがガタガタに崩れるという、今となってはWEB管理人泣かせ以外の何ものでもありませんので、もしこのブラウザで見られない、というのでしたら、諦めて別のブラウザを導入して下さいませ。
 そんな次第なので、今日のヨタ話はお休みヾ(^^;


4月23日(月)

 ちまちまとページの微修正を行いました。そうはいっても、レビューだけで200もある上、実際に割ける時間も限られているので、まずは2000年発売以降の分だけを手直し。はじめはリンクチェックとリンク修正だけにするつもりだったのが、新たに書き加えることにしたシナリオ担当スタッフ名の確認に始まり、自分のテキストの推敲までやり直したので、結構疲れました(^_^;) ただ、情けないことに、誤字、修飾・被修飾関係のミス、助詞の用法違いといったものがバラバラと出てくるわ出てくるわ。本来あってはいけないものであるのに、なんともみっともないことをやったものだと赤面ものでありました。
 翻って、ゲームのテキストの方を考えてみると、やっぱり誤字を筆頭とした明確な間違いがあるゲームは数多く、中には「また出たよ…」と思うものさえあります。ゲーム作成の現場というのはわかりませんが、シナリオ担当者以外が最低一回でもチェックしていれば気がつくのでは、と思うような初歩的なミスも少なくないのは、いったいどうしてなのでしょうかね。私は投稿文や論文などの校正を何度かやったことがありますし、自分のテキストを修正してもらったこともありますが、いやしくも「作品」として商品化する以上、それなりの手順は踏まれている…ものと期待したいのですが、これは無理なのかな。「他の人に原稿をチェックしてもらう」程度のことで、人件費に響くとは思えないのですけれど。
 自分のことを棚に上げて何ほざいてんだか(^_^; まぁ、みっともないコトをやっていたのは確かなのですが、一応2000年以降発売分のゲームレビューに関しては、微修正を施しました。更新の記録をつけておくほどのものではありませんけれど。

 「ご案内」ページの一節「主観を大切にしつつも、それを相対化させる努力を怠らない」という部分に関するご感想をメールでいただいたので、それに対するご返事も兼ねて。私は、自分の思ったこと(これをどう把握し、そしてまた言語表現とどのような関係で意味づけるのかはなかなか難しいのですが、ひとまず、「思ったこと」が、ある程度まとまったものとして「ある」ことを前提にします)を「自分なり」に表現する、まずそこから記述をスタートさせよう、と思っているだけであって、べつだん高尚な姿勢を保っているわけでもなければ、難しい作業を経ているわけでもありません。もちろん、単純に「好き嫌い」にとどまるだけの表現に留めては、得るものもさほどないので、一定程度、自分なりの価値判断というフィルターを介して再構築している、という程度のことはやっておりますが、このくらいのことは、「他の人が見ることを前提とするテキスト」であれば、当然の作業でありましょう。
 それよりも、私が嫌であり、なおかつ、自分もそういう方向に走りがちであることに警戒感をゆるめることができないのが、自分の受容できない(納得できない、といってもよい)意見に対して、一定の価値観による尺度をもってそれを劣位に置き、さらにはその「劣位」にある人間の姿勢を、十把一絡げに「クソ」だの「クズ」だのと評することです。なるほど、足蹴にされても致し方がないという根拠が明確になっているのなら、そう呼ぶのも自由だろう、という見方もできますし、そういう意見自体は否定はしません。しかし、WEBという空間における意見表明というものは、誰にでも情報発信が可能である「大衆的空間」である以上、スキル(テキストの表現能力に留まらないもろもろのものを含めて)に格差が生じるのは必然のことであり、質的な差異が「優劣」という基準で語り得るような形で生じるのも当然でしょう。かかる空間において、劣位にある他者に比して自分の立場を「優れたもの」とする姿勢を背景とすれば、その論は、詭激ならずとも独善の香りを払拭することはできますまい。
 いや、それだけに留まるのならまだしも、他者の姿勢(成果、となるとまた違いますが)に対し、「評価」という(一見客観的な、しかし実は「上に立ったモノの見方」以外のなにものでもない)手法を取ることによって相手を萎縮させることは、自分の論理が強固に構築されているのであればなおのこと、怖ろしいものでありましょう。ネット上で「沈黙の螺旋」が実現していくのかどうか、それは、まだ結論が出せる状態ではないと考えますが、「論をもって語る」という性質を強く帯びる空間においては特に、こういった沈黙を促しかねない姿勢だけは、厳に慎まねばならない、そう思う次第です。
 そのためにも、多元性を認めながら、「思惑」と「批評」とを注意深く切り分けていく作業も必要なのだろう、と考えております。


4月22日(日)

 なんだかよく判りませんが、立て続けに同一ゲームに対して二つ以上のメールが来ることがありましたので、ここにて一般論的なお返事を(個別の内容はまたちょっと変えます…が、まだ書けていません(^_^;)スマン)。
 まず『キャッスルファンタジア聖魔大戦』(Studio e.go!)ですが、戦記物として捉えた場合、あるいは歴史語りとして捉えた場合、到底高い評価をすることができるものではありません。これは、ゲーム内で出されている戦術論などが稚拙であることもさることながら、組織としての軍に関する描写が皆無であることがまず挙げられます。したがって、この点に関して引っかかりを感じるのであれば、おそらく手を出さない方が無難でしょう。それよりも、個別のイベントの中から垣間見ることのできる人間の強さと弱さ、そしてまた社会観(異なる世界に立つプレイヤーサイドから見れば「歴史観」と見ることも可能でしょう)を「相対化する」こととは何か、という視点を持ったほうが、面白みを感じることができるでしょう(そういう視点が必要だ、というわけではありませんよ、念のため)。まぁ、これは単に私がそういう視点でばかり物事を見がちであるがゆえ、なのかも知れませんが。
 もっとも、私はこのゲームを、すでに18禁ゲームとは見ておらず、一般向けゲームとして考えているんですけれどね(^^;

 お互いが楽しければ、それでいい。これは、誰しもが認めることでしょう(「楽しさ」の中身は千差万別でしょうが)。しかし、「関係」を前提とした場合、その「楽しさ」は、あくまでも「お互い」を認めあってこそのものです。相互の「相違」を認識しつつ、そしてまた場合によっては、そういう「相違」に不快感や不安感を抱きつつ、納得できない感情を持ちつつも、それを「尊重」し、またその過程で「自分」に対して再検討する、こういうフィードバックを(無意識のうちに)行っていかなければ、結局は、全否定と全肯定との両極に拠ってしか評価ができない(ゼロサム的判断しかできない)ことにつながりましょう。「人それぞれ」という言葉を安易に使うべきではない、と、私は常々自分に言い聞かせております(逆にいえば、そういうロジックに流されやすいのも確かなのです)。
 怖いのは、「言語のみで、いつでも退出可能なコミュニケーション空間であるがゆえに実現可能な暴力性」が蔓延することでしょう。具体例を出さなくても、そういう事例はいくらでもありますから多くは語りませんが。
 そしてまた一方で、「言論の自由」という「グウの音も出ない」正論を掲げる「だけ」で、発言や意見表明やらの機会確保が自動的に正当化される、といった空間も、また非常に薄ら寒いものがあります。動かずして得られる「自由」などあるはずがないのですから(いや、「身体」を離れての「自由」なぞ、所詮は空論に過ぎない、とも言えるのですが)。
 ただ、「暴力なき空間」を維持することで、逆に「空間」そのものが規定されてしまう面も否定はできませんし、また私自身が、「受け手に対する送り手」という特権的な地位を得ていることを前提としている以上、バランスを取るのはなかなかに難しいのではありますけれど、少なくとも「コミュニケーション」という行為において交換可能なものを用意しうる程度には、自分を維持していきたい、と思っております。


4月21日(土)

 どうも最近はPCを起動する時間さえ削ってしまっているので、なかなか更新できません(^^;) メールのお返事なども、具体的な用件を伴うもの以外は、ここ一週間ばかりすっかり不義理を重ねておりますm(__)m 某炎多留サイト改めまひるサイトでのネタなどを見てケラケラ笑ったりという程度で…なんとも。
 そもそも今月に入ってからのゲーム起動時間自体、おそらく1時間を切っていると思われます。昨日起動したゲームは『Pure Heart』(SAGA PLANETS)ですが、それもHシーンのないイベントを回想して(昨日見たのは「雪だるまさんです」イベント)、「かわいいなぁ〜。うん、気分転換終了☆」というありさま。そもそもこのゲームまだ終わっていないのだが(^^;) おそらく夏ごろまではこんな状態になりそうですが。
 そんな次第ですので、「Kenさんなら『Railway』(EMU)あたりに突っ込むんでしょ」といったメールを頂いても、ちょっと無理っぽいです。いえ、納屋にSLが収まっているという光景を想像しただけで興味はわくのですが、ぼちぼち冗談抜きで修羅場に入り、7月いっぱいまではゲームなどできる状態ではなくなりそうですので。
 なにせ、事実上無職なんで…というと、某元調教師サイトみたい(^^;


4月14日(土)

 先日書いた『みずいろ』ですが、兄貴さんのトコでも取り上げられていましたね。なるほどそういうツッコミもありか、と思ったものですが(爆笑)そんなにまで『銀色』を捨てたいのかなぁ。「普通」化が「大衆化」し、結局は「市場即応」という姿勢が「ゲーム作り」を犠牲にする…コレ、どっかで見た光景のような気がするのですが。
 もちろん、市場にて流通される商品を生産する以上、消費者の意向を見極めないと話になりませんし、売り手の独善ばかりが目につくのは白けるばかりですが、かといって、クリエイター(直訳すると「創作者」)が媚びるのを目の当たりにするのは、消費者の立場としてはゲンナリです。
 バランスを取るのは難しいものですし、それをうまく乗り越えていくのが商品開発担当者のお仕事なのでしょうが、「制作者が見せるもの」を楽しむのが消費者である、そのことがわかっていないメーカーの作品には、手を出す気にはなれません。
 所詮は趣味でありますし、多くを望むつもりはありませんが、次々と電車の乗り換えをやっていくように「作業」としてプレイされる作品ばかりでなく、何らかの形で心に残るゲームが欲しい。感動でなくても、エロでなくても、笑えなくても、鬼畜でなくても、プレイし終えた時に「時間の無駄だった」と思わせず、何かが残るものが欲しい。そんな風に思います。

 …いきなりどうしたの? 疲れてる? とかいうツッコミがきそうですが(^^;)、別にそういうわけじゃありません。ゲームをプレイしなくなると、かえってネタがたまるのですが、たまには、漠然とした要望というのか、そんなモンを見せたいな、と思っただけで。
 あと、いくつかの攻略ページを手直ししました。『D+VINE[LUV]』以外は、内容についての修正はありませんが、メーカーリンクの変更なんていうのが結構あったもので。次はレビュー各ページのリンクですが、どのページにどのリンクを書いているのか記録していないので、ひとつひとつ手作業での確認という…ひぇー。かなり大変そうなので、ぼちぼちやっていきます。まずは「関連リンク先」のリストアップからですな。


4月9日(月)

 久々にゲームを少しばかりやりました。何をかというと、『SPARK!』(Cat's Pro/ぱんだはうす)を15分ほど。このゲーム、文字通りの息抜きというか気分転換というか、そんなのにいいですわ。マジで。これでアタマの中の秩序をいったんぐちゃぐちゃにしてから真面目なことをやると、なかなかすんなりいくみたいです。もっとも、私のように脳内構造が少しくヘンな人間にしか当てはまらないかも知れませんので、別にお勧めはしませんが(^^;

 新作の中では『みずいろ』(ねこねこソフト)というのもありますね。雑誌のキャラ紹介では「ポンコツ幼なじみ」なんていう紹介があるんですが、どーゆー意味なの?(^^;) 某猫型ロボットを連想したのは私だけでしょうか。トロくてドジといったところなんでしょうけれど。ちなみに、『PUSH!』の紹介画像を見ると、Hシーンでは汁だらだらの上に、ほとんどのキャラが半脱ぎでパンツを足に絡ませたまま行為に及んでいるというのが、なかなか壮絶であります(^^;)
 まぁ、それはさして重要なことではないんですが、このゲームで気にかかるのは、「普通」を強調していること。確かに前作の『銀色』はどういう尺度で見ても「普通」でくくれるものではなかったと思いますが、もともと「普通」というのは「結果的に他の大勢との大きな差を生じないものとなっている」とでもいったものでしょう。それも、「他の大勢」という「外部的な尺度」がないとなりたたないわけで。ですから、はじめっから「普通」を打ち出すとなると、いったいどんなことになるのやら。


4月8日(日)

 『ないエリカ』というゲーム(タイトルが違うという説もありますが(^^;)すでに完売だそうで。体験版でオープニングのHシーンをまるまる見せるという豪儀な姿勢を見せながらも、WEBサイトの出来を見る限りすごく不安(背景がチカチカ光って見にくい、肝心の画像がリンク切れしている、などなど)という事前の評判もさしたることはなかった、ということなのでしょうか。サブタイトル表記も「ERIKA which isn't laughed at」って…自信がないなら英語使うのやめようよ(^^; さらに、対応OSは「Windowds」だそうな。もちろん正しくは「Windows」であり、単なるスペルミスなのですが、「うーむ、語尾が-owdsでも-owsでも、発音はどっちも「ォウズ」だもんなぁ」と思った瞬間、「Window渦!」というフレーズが頭に浮かびました(^_^; そーいや、あっちもペンギンワークスだったっけね、と思いつつ、むしろそんなことを瞬時に連想できるようになっている自分の社会復帰が果たして可能なのかどうか、不安に陥った春の日の出来事でありました。
 四月以降の新作についてはまったくノータッチですが、世間では『ねがぽじ』(アクティブ)でしょうか。シナリオ担当は『Hello Again』と同じ「枕流」氏だそうですので、突飛な設定の処理には少なからぬ不安がある反面、細やかな心の綾というのか、照れ、戸惑い、焦り、そういったもろもろの心理をうまく「表情」に出せているのなら良作になるかも、と思ったり。某所によると、有名な某業界人まで「まひるは俺のもの」と公言されておいでですから(^^; すごいっすね、この世界って。

 ここ数日の「戯れ言」で扱ったネタがやや重たかったせいか、「真面目ですねぇ」というメールなども頂きましたが、別段こんなコトばっかり考えながらテキストを書いたり発言したりしているわけじゃありません(^^;) 権利関係が絡む場合であればともかく、むしろ、秩序もへったくれもない雑多な発想なり言辞なりが一堂に会すること自体に意味がある、と思えば良いわけです。ですんで、別段深い考察も配慮も交えているつもりはありませんので、ツッコミなどあったら、いくらでも掲示板の方に書いて下さいまし。ヤバいとお思いであればメールでも結構ですし。
 本当に洒落になっていないことは、たぶんここでは書いてはいないと思うのですが…私の感覚って一般化するには無理が多すぎるそうですので(^^;


4月7日(土)

 ゲームやる暇はない癖に(^^;)雑誌『PUSH!!』なんぞをパラパラ見たりすると、Fish Cafe(実際にはeにアクセント記号つき)の次回作『ただいま修行中!』が目につきました。WEBサイトが消えるという信じられないことをやってのけただけに、てっきり潰れたものとばかり思っておりましたが(失礼)、マンガを連想させる独特の目は変わらないみたい。ただ、魔法使いというよりメイドさんに見えるのは気のせいかな?
 あと、「Kenさんって眼鏡キャラは好きじゃないんですか?」というメールを頂きました。別に嫌いではないんですが、確かに「お気に入り」欄に書いているキャラには眼鏡キャラはほとんどいませんね。別に眼鏡だからパスというのではなくて、眼鏡をかけるキャラとして設定されているようなキャラがあまり好きじゃないのかも。ちなみにお気に入りキャラのページを見ると、上位10人のうち3人が眼鏡をかけていますが、これはちょっと違いますね(^^;


4月5日(木)

 先月、大量のレビューを一気にアップしましたが、今年になってから発売されたゲームに限って言えば、その本数は決して多くはありません。すでにレビューを書いている2本以外で買ったのは『青い鳥』(ぱんだはうす)『シルバージーン』(キャンドル)『紫花−しのはな−』(PL+US)の3本。3ヶ月で5本というペースが「決して多くはない」というのは、世間一般の常識に照らし合わせると不可解な話なのでしょうが、この趣味領域ではまぁこんなもんでしょう(^^;

 自分の知らなかった領域のことを知ったときに、楽しいと思ったり、不快に思ったりということは、誰しもあることですが、この「不快に思う」というのが、逆に「面白いことだ」と転じるケースもあります(マゾヒスティックな感性はこの際無関係とします)。自分のもっている倫理観なり何なりに抵触してムカッときながら、しかしムカついた対象を起点とした解釈を自分なりに翻訳してみると、驚くほど新鮮な印象を受けることがあります。異分子との接触が容易であり、こういう経験ができることこそが、ネットというコミュニケーションの醍醐味なのでしょう。この際には、自分の意見が正統であることを論理武装して対抗させるといった愚を犯さず、対象のロジックをいったん受け止める(「受け入れる」ではありません)ことが必要になりますし、これは結構疲れる場合が多いのですが、しかしその分、得るものも大きいでありましょう。
 その一方で、「話の通じる」仲間内だけで気楽にやりたい、議論してアタマばっかり使うのも疲れる、という場合などは、こういう刺激からいったん離れてお休みモードに入り、まったりしたい、と思うこともあります。こうなると、「知らなかった領域」は、単なる雑音領域に過ぎず、むしろ関わりたくないものでしょう。実際、(特にネットでのコミュニケーションの場合)出場も退場も自由(本人内部での規律からは決して自由ではあり得ませんが…ここで突っ込むと話が逸れますので省略)ですし。
 ところが、「未知」=「未だ知らず」という表現は、「まだ」知られていない、つまり時間や状況によって知られることになる、という「未来志向」のニュアンスを含んでいます。外部たる雑音領域なるものは、別に知りたいものではありませんし、未知というよりは、「既知外」という表現の方がふさわしいように思えます。語呂も良いし。ということを、以前(何気なく)ある方へのメールの中でこの表現を使ったら、「それは放送禁止用語の代替語として隠語的に使われるからやめた方がいい」というご指摘を頂きました。実際、そういうニュアンスで使われているのを、その後何度か目にしましたが、日本語ってうまい表現を見つけたと思っても、なかなかそううまく使えないもんですね。ふぅ。
 …というのは本筋ではなくて(^^;)、こういう「外部領域の設定/非設定」を、意識しないうちにふだんから使い分けているのが自然な姿なのだ、ということを、忘れないようにしたいな、と思います。議論をするべき時には「未知の領域」があることを念頭においた上で、そうでないときはテキトーに。誰もが、常に、「外部」のない空間に耐えられるわけではない、それを忘れないようにすることが必要なのでしょう。


4月2日(月)

 さる女友達(向こうも無職(^^;)と電話で話したときに、やっぱりというか、就職大変だぁ、なんて話になったときに、
しっかりしなさい、あんた男でしょ
 見事なまでに笑えないツッコミが還ってきました。もちろん、「男だから〜だ」「女だから〜だ」といった性差による(あまり合理的でない)先入観に基づくものではありません。女性の就職はもっと厳しいのだ、ということを彼女は言ったのですが、これが「あんた男ならもっとシャキッとしなさい」といった意味に一瞬取ってしまったのは、やっぱり私にも「男性優位」的な先入観が染み込んでいるのでしょうね。やれやれ。

 いろいろなBBSであれやこれやとお気楽に書き込みなどしている私ですが(べつにゲーム系サイト以外見ていないというわけではありません)、発言のスタンスを、その場に応じて使い分けています。これはアタリマエのことであって、人様と会話をしようというのにTPOをわきまえるというのは、マナーだのなんだのいう以前のことですから。
 しかし、反面、「場」というものは参加者が作り上げるものでもあります。そして、参加者は「場」に順応していくにしたがい、その「場」への影響力を(自分が意図せずとも)もつようになります。これは、その参加者が他の参加者の意見に対して具体的に影響力を行使する(権威をもつ、という方がニュアンスとしては近いでしょうか)こととは違い、あくまでも「場」を有機的に作り上げていくメンバーの一人になる、ということです。
 一方、居場所を確保した人は、他の見ている人(ROMも含めて)にとっては「こういう人」というイメージができます。当然のように、書かれた表現を読む場合にも「この人が書いているからこういう意味かな」という意味合いを込めて読むことになりましょう。発言内容以前に発言者から何かを帰納する、ということは、あまりめぼしい結果を生むことはないのでしょうが、そう考える方がラクですし、またそうすることによって「この人だったらこういう対応をすればいいな」なんていうことも思ったりするものです。そしてまた、自分が発言した場合、その結果に対して逃げる人でない限り(「逃げ」の内容もさまざまでしょうが、ここでは置いておきます)、自分の発言結果が及ぼした影響を考えるにつき、そういう「視線」が多少なりとも意識にのぼります。結局、「外」と「内」との「二重の縛り」が、発言者の姿勢をある程度規定するものでありましょう。これを「カキコ=演技」などとまで突き詰めるのはかなり危険ではありますが、ネット上でのコミュニケーションにおいては、表出する「自分」が、自分がそうだと思っているところの「自分」との乖離感を抱くことも充分にあり得ます。ふと気がついたときに、このテキストをこの場で公表して良いのだろうか、などと思うことがあるのは、そんなことが背景にありそうです(「場」に自分の占有権がある場合はもちろん違ってきますけれど)。
 WEB上でも、どこにいってもノリが変わらないという方もおいでですが、そういう人のことを、素直に羨ましく思う今日この頃。WEBという、現実でありながら、肌身に感じることはない特殊な「現実」空間において、人格が分裂しているように思えてならない私は、自分に対してどこまで正直に向かっているのか、ときどき心細さを覚えます。
 まぁ、なんにせよ、他律の度合いなんてことを考えていては、そもそもカキコなどできやしませんし、発言の責任はいかに負うべきか、なんて思うと、本当に何も書けなくなります。実際には事後的にあれこれ考えているだけですし、「事後的に考える」程度の可塑性を持っていればそれで良し、というべきなんでしょうけれど、「自分」を表に出すことで「自分」を改めて見たい、ということがサイトの根幹にあるだけに、こんなことを考えたりしました。


4月1日(日)

 いよいよ新年度の始まりということで、就職や進学やらに胸をふくらませておられる方も多いでしょう。当方は環境の変化のなさに退屈している毎日でありますが(^^;)

 攻略リンクサイトの総本山といえば、おなじみの「ゲーム攻略への道」でありますが、ここのパクリサイトが話題になっていましたね。よくある話と言えばそれまでですし、リンク集のパクリ自体は著作権法に抵触するとは言えないようですが。
 それよりも改めて思ったのは、手作業で確認した上で作られたリンク集のように、日々のメンテナンスの上に蓄積されたデータ集というものが、どれほど尊敬に値するものか、ということでした。インターネット上での情報伝達の速度、双方向・多方向性、個人レベルでの発信の容易さといったメリットがある反面、データの「蓄積」においては、なかなかアテにできるものではありません。もちろん「ネット」の性質上それは当然である、という見方も可能でしょうが、有用な情報は、時を経ても(その「有用」の度合いや性質は変わるにせよ)存在価値を何らかの形で持つものです。
 実際、非常に有用な、あるいは面白いページがあっても、日を改めてアクセスすると消えている、ということが日常茶飯事なのは、ご承知の通りかと思います。それだけ「データの蓄積・継承」がなされにくいのがインターネットなのでありましょう。
 そんな中でも、長期にわたって手間暇のかかる作業を重ねておられることには、改めて敬意を表したいと思います。そしてまた、そういうサイトを応援するという姿勢こそが、ネットワーク上の資産を活用するものが持つべき心構えなのではないか、とも思います。
 もちろん、これは、サイトの運営に限った話ではないのですけれどね。
 自分が労力をかけていないところに手間をかけ続けるという営為には、敬意を払うしかないのですから。

 現在、某所にて「攻略法の作り方」なんていうのを共同でまとめているところですが、「こういう攻略法が欲しい」「こういう攻略データが使いやすい」あるいは「こんな攻略法は使いにくい」といったご意見など、募集しております。このページにアップされている攻略法は、どっちかというと「量より質」とばかり、かなり検証に時間をかけてはおりますが、どこまで「使う人にとって使いものになっているか」となると、なにぶん作り手本位という視点からは抜け切れていないと思いますので、改善策などといったご要望もあわせて、掲示板へのカキコなり、メールなり、お待ちいたしております。



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