2004年11月の戯れ言


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11月28日(日)

 先週の更新で「お気に入りキャラクター」をアップいたしましたが、自分の好みのパターンというのが、やっぱりよくわからなくなってきました。プレイ直後のゲームに登場するキャラは除外しているので、いわば“気の迷い”的なキャラはいないはずなのですが、それにしても統一感がみごとに欠けています。しいていえば、お茶目で天然が入ったタイプのキャラが比較的多いような気もしますけれど、そういうキャラばかりとはとてもいえませんし。

 なお、上位4人は不動ですが、5位から8位までは、実質的な差はほとんどありません。なんとか順位付けした、というだけです。9位と10位は、ほかのキャラに比べて魅力が大きいというより、迷った末になんとか選出したもので、実はノミネートしたほかのキャラとの差はほとんどありません。

 なお、いわば“補欠”にあたるキャラは、以下のとおりです。

 ウルフ=ウルフィ(ワイルドフォースほか)、由羅(夢幻夜想曲)、篠原秋穂(V.R.デート 五月倶楽部)、櫻塚螢子(卒業写真2)、サワディ(きゃんきゃんバニープルミエール2ほか)、東山日奈緒(同左)、中畑伊佐治(女郎蜘蛛)、内田紗希(ルーキーズ)、ヒューイ=エルザード(キャッスルファンタジア聖魔大戦)、泉本真沙魚(Hello Again)、睦月すみれ(プリズムパレット)、倉石悠(雨に歌う譚詩曲)。

11月20日(土)

 工画堂スタジオから、『エンジェリック=コンサート』の「アンコール版」が出るそうで。2001年に発売された同作品(私は未購入かつ未プレイ)をリメイクしたもので、12月3日発売予定とのこと。今年リリースされた『シンフォニック=レイン』のように、演奏パートの難易度を柔軟に変更できたり、あるいは演奏パートそのものをオートプレイだけに委ねたりすることができるかどうかが、アクションが苦手な私にとっては最大の関心事なのですが、これに関する情報は見あたりません。製品紹介ページの「システム」部分が未リンクなので、今後紹介されていくものと思われます。

 キャラクター紹介ページには「リアン=エルサス」なるキャラが出てきますが、ビジュアルから察するに『ハートフルメモリーズ』に出てくる、ルティルの妹のようですね。というか、ハダカで振り返っているシーンなど、ルティルとまったく同じ。いったいどういう世界になっているのでしょうか。

 

 F&CのWebサイトで、新作『L'Heure Bleue〜ルール・ブルー〜』が公開されましたが、フランス語だと「ルール・ブリュ」と読むんですけれど。まあそれはさておき、キャラ紹介のフランツの項ではロシア人、オーストラリア人のような名前をつけられてしまったがとありますが(「オーストラリア人」は「オーストリア人」のミスでしょう)、「フランツ」というロシア語風のネーミングは存在しないんですけどねえ。フランス人ならフランソワ、イタリア人ならフランコでしょうが、ロシア人でこれと同系統の名前というのは、寡聞にして存じません。かなりアバウトな内容とみてよいのでしょうか。

 舞台は「20世紀初頭のフランス」だそうですが、キャラ紹介によると第一次大戦後の模様。こういう設定だと、ゲーム内容以前のミョーなところで興味がわいてくるんですが……こういう動機で手を出すのは、やめておくほうが無難でしょうかね(^_^;

11月19日(金)

 某掲示板にて「好みのキャラクターは誰か」と突っつかれたため、「お気に入りキャラクター」のページを復活させました。以前に書いたもの(バックアップは一応ありますが未確認)とはかなりメンツが入れ替わっていると思いますが、好みが変わったのか、単にゲームが増えて新しくなったのかは定かではありません。ただ、男性キャラクターの比率が以前に比べて低下したような気がします。別に男に飽きたからといった不穏な理由によるものではなく、魅力的な男性キャラが少なくなってきたことが背景にありそう。せいぜい「まともな男キャラ」はいても、ヒロインを押しのけるようなキャラクターはあまり見なくなったような気がします。

 

 F&Cから公開されているゲームの体験版をいくつかダウンロードしていたまま放置していたため、これらをまとめてプレイしてみました。いずれもフルボイス対応(ボイス用パッチが必要なものも含む)で、1つは新作、2つは発売済みです。

 最初に手を着けたのが、11月26日発売予定のSLG『天空のシンフォニア』。4人の魔女っ娘候補を指導して一人前の魔女にしていくという育成SLGです。育成は週単位に時間割を組むことによって行い、パラメータを上下させていくというオーソドックスなシステムです。ところが、プレイしていてもちっとも楽しくありません。主人公側の動機付けが無きに等しく目的意識に乏しいうえ、その実力も定かでなく(主人公の主観的な評価も不分明)、娘たちの距離がどの程度のものなのかわからないため、育成しているというイメージがわきにくい。さらに、そもそも「天上界」と「天下界」の関係がわからなかったり、アフロのおっさん(笑)の正体がわからない状態が長く続いたりするため、「?」を保留しながら先へ進める必要があります。伏線の量としてはたかがしれているのですが、ストーリーをおもしろくするよりは、単純にゲーム期間を長くするためにストーリーを引き延ばしているように見て取れます。育成そのものも、パラメータの配分が比較的容易なので、少なくとも体験版をプレイした範囲では、上げるポイントを押さえれば単純作業と化す可能性が高いと見ています。グラフィックにしても、背景が木を多く使う一方で、立ちキャラが白っぽいため、浮かんで見えてしまう点にも難があり、絵で引きつけられるとも思えません。授業の合間合間で発生させるイベントの内容および量によっては、そこそこ楽しく進めていけるのかもしれませんが、育成SLGとしては、期待薄ですね。

 続いてプレイしたのが、『ホワイトブレス』。舞台が藤沢とのことですが、背景画像のうち半分以上で場所を特定できるゲームというのは初めての経験でした。ええ、「あの踏切の南西側カドから北東側に向けたアングルだな」とか「あの坂道を降りたところを西に向けてるな」とかいった具合で(^_^; それはさておき、背景画像の色処理は非常に丁寧なのですが、肝心の構図が不自然なのが気に掛かります。具体的にいうと、ほとんどの背景画像がウエストレベルからのアングルで描写(撮影)されています。すなわち、腰を落とした状態で少し見上げる格好になっているわけですが、ここにキャラクターの立ちグラが配置されるわけです。このため、こっちが座っていて向こうが立っているような、妙な感覚を抱きました。背景がリアルであるがゆえに感じたことなのでしょうけれど。キャラ絵は「これが『With You』の橋本タカシ氏か?」と思いましたが、華はなくとも悪くはありません。ファンタジー色皆無の、現実ベースのお話のようです。ただしシナリオ展開が、家族がらみの問題をこじれさせたり解決させたりといった内容のようで、私の苦手なパターンでもあるので、おそらくプレイすることはなさそう。しかし「小田京線」なんて書く必要はないと思うんですけどね。地名を藤沢とハッキリ書いている以上、そこに小田急の電車が走っているのは自明なわけですし。

 最後に手を着けたのが『North Wind』。『ホワイトブレス』とは異なり、雪女伝説が絡んだ不思議なお話の模様。掲示板での事前情報が多少あったことを差し引いても、悪くはなさそうですが、あまり大きな期待もしてはいけないかな、といった感触です。体験版のプレイを終了した直後には、「Keyの『Kanon』とよく似ているけれど、どのように差別化しているのかな」という点が気にかかりました。なにせ、主人公は完全に“日常”と隔絶されています(なにせ、接触しているキャラが、攻略対象と思われる5人のヒロインだけなのですから)。そして、メインかどうかは定かでないながら、鍵を握っていることは間違いないヒロイン・雪華の正体が雪女であるのはほぼ自明として、これ以外のキャラクターが、大なり小なり屈折している感があり(美姫は問題ないかも)、それらの問題を解決していく……という格好になりそう。『Kanon』にかぎらず、ほかのゲームで使われてきた手法を器用に組み合わせた作品、といった予想を立てましたが、果たしていかに。ビジュアルはやや地味、というより、これも『Kanon』時代レベルの標準のような気がしたのですが、考えすぎでしょうか。こういう絵は割と好きなんですけれど。

 結局、気が向いたら買ってもいいかな、と思ったのは『North Wind』だけですね。しかしこれも、現実を見るかぎり、手を出せる状況にはないので、ずっと先の話になりそうです。

11月18日(木)

 弊サイト草創期に活況を呈していた先達の1つである「兄貴の館」が、2005年3月末をもって姿を消すとのこと。はじめて開いたとき、背景にダダダダダダダダダッと走るマッチョにおそれをなし、すぐにWebブラウザを閉じたことを、今でも覚えております(^_^; 私は、少なくとも直接影響を受けたということはありませんでしたが、サイト上で見せる姿勢と閲覧者との関係など、いろいろなことを学んだと(勝手に)思っております。このほか、リンクページをチェックしてみると、ここ数年更新が行われていないサイトが完全に姿を消しているなど、淋しいかぎりです。しかし、個人が趣味でやっていることについて、それをどのような形で終えるのかは、大事な問題でありましょう。弊サイトはまだまだストップするつもりはありませんし(更新頻度がガクッと低下することはあると思いますが)、ネタとなるストックもまだまだたくさんありますが(諸般の事情により新規購入は極力控えていますが)、今後も「自分本位」や「主観の再検討」といった柱を維持しつつ、のんびりやっていきます。ともあれ、長いこと、お疲れさまでした。

 

 『ギャラクシーエンジェル Moonlit Lovers』(ブロッコリー)、ランファ、ミントとクリアしてコンプリートしました。この両シナリオは、要するに前作の「主人公とヒロイン」という立場を忠実にキープして先へとつなげています。その一方で、ちょいちょいおこるゴタゴタも単なる痴話喧嘩の域を出ないため、プレイしていくうちに、ややウンザリしてきました。キャラのパターンが前作である程度固まってしまっていて、それをベースに話を延ばしていく以上、やむを得ないのですが、新展開を予期させる舞台があまりにも少ないのがもったいないかぎり。むしろ、ギャグ調の強いシナリオ、と見るべきかもしれません。ミントがヴァニラと衝突したイベントには大笑いしましたし(どっちが年上だかわからん)、主人公は(ヴァニラ曰く)人格変わってますし。

 その一方で、13日に「パッとしない印象」と書いたちとせですが、この両シナリオでは意外にも活躍してくれました。ミルフィーやフォルテのように、先輩隊員になつくというのではなく、ある意味では新入隊員ゆえのお約束を展開してくれています。実はブラコンぽかったりしますし。しかし、ミントルートでのちとせの行動(タクトといっしょにショッピング)を、もしランファルートに当てはめたりしたら、えらいことになるのが目に見えますね(^_^;

 戦闘パートもすべての部分を確認できたと思いますが、最後までエルシオールが撃沈されることはありませんでした。というより、エルシオールがやたらと強くなっています。ミルフィールートの初戦は、ハッピートリガーとシャープシューターの2機で対応するのですが、シャープシューターよりエルシオールのほうがずっと安心して使えるんですけれど(^_^; 半年の間にずいぶん強くなったもんです。また、ハーベスターで修理しても、気力はやや下がるのみでゼロに低下することはないため、危険を感じたらすぐに修理させることができます。このために余裕ができるので、戦術的にいろいろ工夫できる――と思ったのですが、実はけっこう戦闘パターンが単純なので、前作以上に“作業”感が強くなっています。敵にも強い機はあるのですが、数が多いために乱戦になりやすく、かえって作戦をとりにくくなっています。

 トータルとして、前作で実現されていた、緊張感とまったり感のおもしろいバランスが崩れてしまい、いまひとつ緊張感に欠けた環境という気がしてなりません。シヴァというキャラを中途で導入することで、舞台が戦時中であることを認識することはできるものの、敵の構造が単純であること、被害の大きさがプレイヤーに間接的にしか伝わらないことによって、展開の鋭さにかげりが出てしまっています。シミュレーションパートのおもしろさも限られた範囲に留まっており、あくまでも「前作の続き」である、と見るのが妥当なところでしょう。最終作の『ギャラクシーエンジェル Eternal Lovers』では、ちとせルートが追加されたプログラムが同梱されているそうですが、果たしてそれだけのために買うのがよいのかどうか。もっとも、それ以前に、ビデオカードを新調してまで買うべきなのかどうか、という気になっています。

11月16日(火)

 前回触れた『ギャラクシーエンジェル Moonlit Lovers』(ブロッコリー)、ミルフィーとフォルテに引き続き、ヴァニラルートをクリアしました。これまでの2シナリオでは、戦時中という緊張感が、前作よりずっと下がってしまっていると感じたのですが、ヴァニラルートではこれに輪がかかっており、ヴァニラの行動と戦闘シーンのリンクがスッパリ切れてしまっている観があります。あくまでも、世界を担う戦争で生き延びていくことがベースなんですけれど…。

 それはさておき。前作では、ヴァニラの自我確立といった段階で止まっていたのが、本作ではラブラブモード全開になります。それはいいとして、こういった感情の定着が未熟なキャラクターに対して、主人公と1対1の関係を固定させてしまうのは、そのキャラを長期的に見た場合、どうにもよろしい結果にならないのではないか、という懸念が、プレイ中に湧いてしまいました。恋情が交互に向き合えば恋愛が成立するわけですが、その一方が成長に応じて変遷をたどることが容易に推測されるとなると、二人に祝福するという気になれないわけで。頬を真っ赤に染めるヴァニラとかメイドヴァニラとか、確かにかわいいんですけれど、ヴァニラのように“発展途上(未完成)”であることを前面に押し出しているキャラクターでは、ほかのキャラのようにラブラブハッピーという締め方にするのは苦しいように思えます。果たして、最終作ではどのように締めていることやら。

 また、新キャラの烏丸ちとせが、ますますどうでもいいキャラと化しているのが気になります。ちとせは、ミルフィーを「お師匠さま」、フォルテを「お姉さま」と呼んでおり、さてヴァニラはどうなのかと思いきや、大した反応がありません。エンジェル隊の一員とはいえ、面識がなかった“先輩”キャラへの対応のバリエーションが、少なくとも各シナリオごとに用意されているのかと思いきや、そうでもないようで。戦闘中にはあまり役に立たない――エルシオール本艦や友軍がパワーアップしており、めったなことではゲームオーバーにはならない――以上、なんらかの形で存在感を出してほしいと思うのですが。残るはランファとミントですが、これじゃ無理かな。ちとせのまじめ一徹的性格とは相容れそうにない連中ですし(^_^;

 それにしても、ミルフィーは本作でもやっぱり優遇されているようです。前作では、敵であるエオニアに従うシェリーという女性部下が、主人公たちの進軍を食い止めようとするシーンがありますが、ミルフィーはここであたしだったら、大事な人をひとりぼっちにすることなんて、できません!と言っています。一方本作では、終盤で主人公とヒロインがパートナーとしての絆を再確認する(ヒロインがシャトヤーンにタクトの名を告げる)シーンがありますが、この背景には、前作におけるシェリーの行動がバックになっているのは明らかです。もともと、他者への気配りがナチュラルにできるというキャラ設定が有利に働いているという面もあるのですが、前作のミルフィールートがもとになっているのではないか、と思えるイベントが妙に多いように思えるのは、気のせいでしょうか。

11月13日(土)

 前回更新した「戯れ言」10月4日にて書いた『Hello-Goodbye! 〜男ともだち女ともだち〜』ですが、2枚のDVD-ROMからインストールできる2つのゲーム(デフォルトのインストール先ディレクトリは別々です)の違いが、うっすらとわかってきました。どうやら、共通イベントなどはどちらも同じであるものの、到達できるエンディングがそれぞれ違う、ということのようです。すなわち、一方のほうではキャラクター甲とハッピーエンドを迎えることができるが、もう一方ではどんなにがんばっても甲とうまくいくことがない、というわけです。例によって、マニュアルにはこれに冠する説明が皆無。一枚絵以外のCGはすべて同じ(なのにインストールされるファイルは別々)で仕様も同じなのですが、こういう“バリエーション”が用意されていたわけです。道理で、片方のみを何度やっても、マニュアルに書いてある某キャラクターがまったく出てこないわけで…。買ってしまったのはヘビに咬まれたとでも思えば済むのですが、こんなモノに付き合ってしまった自分が情けなくなってきました。トホホ。

 

 いつまでもこんなゲームばっかりやっていてもストレスが溜まるばかりなので、積みストック(苦笑)の中から『ギャラクシーエンジェル Moonlit Lovers』(ブロッコリー)をプレイしています。現在ミルフィーユ(以下、ミルフィー)とフォルテのエンディングを見たところですが、前作のヒロインとラブラブエンド(シヴァ即位パターン)を迎えた状態でスタートしているため、前作のプレイは必須です。理解不能とはいかないまでも、興味半減でしょう。先頭シーンのポリゴン描画はグッと洗練されたものになっていますが、私の古いグラフィックボード(RADEON 7500)では、最高レベルの「Ultra」を選択できないのが、ちと悲しいところ。

 前作と比べて、シミュレーションモードが比較的簡単になったように感じられます。この背景には、紋章機が増えたことはあまり関係なく(シャープシューターは遅すぎかつ脆すぎ、ハーベスターをお供に添えないと怖くて使えません)、敵機の大半が無人艦となりパターンが単純化したこと(前作のヘル・ハウンズ隊のような連中がおらずメリハリに乏しい)、地形があまりにも素直になったこと、ターンごとで紋章機の強弱があまり変化しなくなったことがあります。敵機の数は多くなったのですが、友軍機もパワーアップして数が増えたため(前作の最終戦レベルの友軍が早いうちから出てきます)、むしろ友軍に獲物を横取りされないようにするのがたいへん。敵機の数が増えたために混戦となることが多く、こうなると手の下しようがなくなることも多いようです。戦闘マップのバリエーション自体はそれなりに増えたようで、特に前半部分はルートによってかなり違いがあるものと推測されます(ミルフィーとフォルテの両名は前作でも戦闘シーンで一歩優遇されていたので、一概には断定できませんが)。

 また、新キャラクター「烏丸ちとせ」がエンジェル隊のメンバーとして加わるのですが、あまりシナリオを左右するイベントには関わってきません。フォルテルートでは、フォルテの姉御肌的な面をよく出してくれる役割を演じていましたが、これも主人公と直接関わるものとはいえず、あまりパッとしない印象です。ゲーム中で「ミルフィーと似たもの同士」と表されていましたが、実際にそのとおりのような印象を受けてしまいました。せめて、ちとせと仲よく談笑している主人公にヒロインが嫉妬して紋章機が操縦できなくなる、といった程度の展開はほしかったのですが、攻略対象外キャラとして登場している以上、他のエルシオール乗務員と同等程度の扱いが関の山なのかも。

 さて、シナリオについてですが、ミルフィーのルートに限った場合、前作の設定を忠実に消化し、無理のない形でつなげています。続編を作るにあたって具合の悪い部分を都合よくカットしたり改変したりといったことがないのは、いちおう評価すべきでしょう。しかしその反面、前作のエンディングから本作へのつながりの過程を正当化させている“力業”が、前作のエンディングまぎわの展開を逆回転させるような形で実現されている点が、たいへん気にかかります。前作のミルフィーは、もともと「運に振り回される少女」という設定であったため、何が起こっても「だってミルフィーだから」で済んでしまったのですが、その「運」は前作のエンディングでいったん総括され、それによって彼女が抱えていた重荷も消化されるという形で結ばれていました(詳細は控えます)。ところが、本作では、ここで再度“力業”を持ち込んでいるわけです。本作のこの部分を見るだけであれば、決して悪い描写ではないのですが、前作を翻ってみると、前作のエンディングのよさをスポイルしているといわざるを得ません。前作のプレイを前提としている以上、ミルフィーは、少なくともラッキースターに再度乗せるべきではなかったと考えます。

 もっとも、前作でエンディングが素直だったフォルテルートでは、比較的すんなり――というより、無難にまとまっていたので、ほかのシナリオではまた違った展開が期待できるかも。次は、ヴァニラ狙いで行く予定。



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